ご家族必見!自宅でできる高齢者の転倒予防

暑い日が続く8月は、熱中症への注意だけでなく、高齢者の転倒予防にも気を配る必要があります。なぜなら、夏は脱水や疲労によってバランスを崩しやすくなり、転倒のリスクが高まるからです。今回は、ご自宅でできる簡単な転倒予防のポイントをご紹介します。

1. 夏に転倒が増える原因
夏場は、特に以下の理由で転倒しやすくなります。

脱水によるふらつき:汗をかくことで体内の水分や電解質が失われ、めまいや立ちくらみが起こりやすくなります。

夏の疲労:暑さで睡眠不足になったり、食欲不振になったりすると、体力が低下し、足元がおぼつかなくなることがあります。

素足やサンダル:自宅で過ごす際に素足になったり、滑りやすいサンダルを履いたりすることで、転倒のリスクが高まります。

2. バランス感覚を養う簡単な運動
ご自宅でできる、安全に配慮した簡単な運動を2つご紹介します。

【片足立ち】
壁や手すりにつかまりながら、片足を少しだけ持ち上げます。最初は5秒から始め、慣れてきたら徐々に時間を延ばしていきましょう。左右交互に行うことで、バランス感覚が鍛えられます。

【かかと上げ】
椅子の背もたれにつかまり、かかとをゆっくりと上げ下げします。ふくらはぎの筋肉を鍛えることで、安定した歩行につながります。

3. 家の中の危険箇所チェックリスト
転倒は、ちょっとした油断から起こることが多いものです。以下の場所をチェックしてみましょう。

床:滑りやすいマット、コード類、段差、床に置かれたものはないか。

階段:手すりはしっかりついているか、滑り止めのマットは剥がれていないか。

浴室・トイレ:床は滑りにくくなっているか、手すりはついているか。

これらの点検を行うことで、転倒の危険を大きく減らすことができます。

しろかも訪問看護リハビリステーションでは、専門のスタッフがご自宅を訪問し、一人ひとりの身体状況に合わせたリハビリや環境整備のアドバイスを行っています。ご心配な点があれば、お気軽にご相談ください。一緒に安全な生活環境をつくっていきましょう。

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