もう来てる?2025年インフルエンザ早期流行のサインと、早めの感染対策

朝晩の冷え込みが本格的になってきましたが、今年は例年よりも早くインフルエンザの流行の兆しが見え始めています。ニュースでも「例年より1ヶ月早い流行入り」といった報道があり、私たち訪問スタッフも、日々のケアの中で感染対策の重要性を再認識しているところです。

「まだ本格的な冬じゃないから大丈夫」と思わず、今のうちからしっかりと備えていきましょう!

今回は、訪問看護・リハビリのプロの視点から、この時期特に注意していただきたいポイントと、ご自宅でできる具体的な感染対策をご紹介します。

なぜ、今年はインフルエンザの流行が早いのか?

国立感染症研究所などのデータによると、2025年は例年よりも流行開始時期が前倒しになっている傾向が指摘されています。

特に高齢の方や、糖尿病、心疾患などの持病をお持ちの方は、インフルエンザにかかると重症化するリスクが高まります。だからこそ、本格的な流行の波が来る前に、個人でできる対策を強化することが非常に大切です。

訪問看護師が徹底する!在宅でできる感染対策3つの柱

訪問看護やリハビリで私たちが常に心がけているのは、「感染させない・させない」ことです。ご自宅でできる基本的な対策も、実はこの柱に基づいています。

1. 「換気」でウイルスを外へ追い出す

暖房を使い始めると、部屋の空気がこもりやすくなります。インフルエンザウイルスは空気感染のリスクがあるため、最低でも1時間に1回、5〜10分程度の換気が不可欠です。

  • ポイント: 窓を2か所開けて空気の通り道を作る(対角の窓を開ける)のが効果的です。寒い場合は、換気中は暖かくしてお過ごしください。

2. 「手洗い・手指消毒」のタイミングを見直す

外出から帰宅した時だけでなく、訪問看護師の目線から見ると、ご自宅内での「接触感染」も注意が必要です。

  • 食事の前後、トイレの後、顔や鼻を触った後、またご家族が外から帰宅された際には、石鹸を使った丁寧な手洗い、またはアルコール消毒を徹底しましょう。

3. 「体調のサイン」を見逃さない

「なんだか体がだるいな」「少し喉がイガイガするかな」といった軽い体調の変化が、実は感染のサインかもしれません。

  • 特に、高齢の方は発熱の症状が出にくいことがあります。「いつもより活動量が少ない」「食欲がない」など、普段と違う様子がないか、ご家族様や私たち訪問スタッフとこまめに情報共有をお願いします。早めの相談が重症化を防ぐ鍵となります。

リハビリも大切です

体を動かすことは、血行を促進し、免疫機能を維持するためにも大切です。訪問リハビリでは、感染対策を最優先にしつつも、その方に合わせた安全な運動を継続してご提案しています。

もし体調に不安を感じたら、まずはかかりつけ医や私たち訪問スタッフにご相談ください。

私たちしろかも訪問看護リハビリステーションは、地域の皆様が安心して過ごせるよう、感染対策を徹底しながら、質の高い看護とリハビリを提供してまいります。


【〆の言葉】
今後もインフルエンザやその他の感染症に関する役立つ情報を発信してまいります。次回の記事もお楽しみに!

しろかも訪問看護リハビリステーション

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